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小児歯科

小児歯科

小児歯科とは、こどもを対象とした歯や歯ぐきの治療・予防・矯正までを含めた診療を意味します。小児歯科の最大の目的は「よく噛める永久歯をつくること」。ただし、○歳まで、という決まりはありません。保護者の方がこどもと一緒に診察されることもありますので、永久歯の治療にも遠慮なくおいでください。

こどもの虫歯はどうしてできる?

虫歯になる最大の原因は、食生活のリズムがわるいこと。虫歯の原因菌は、糖を分解して酸を出し、その酸が歯を溶かしてしまいます。糖分の高いお菓子やジュースだけでなく、どんな食べ物でも“ダラダラ”と摂り続けるのがよくありません。おやつは時間を決めて食べさせるなど、食生活のリズムを整えることが大切です。

虫歯を予防するには?

ブラッシング

虫歯にならないためには、①食生活のリズムを整える、②歯を強くする、③虫歯菌をへらす、のが大事。

①は、食べ物・飲み物、特に間食ををダラダラと取らないようにしましょう。間食の内容も重要です。間食は”お菓子”でなくてもよいわけです。果物やおにぎりなどお勧めです!ミルクなどを飲みながら寝てしまうのも歯によくありません。起床時にも磨いてあげるようにしましょう。


②は、バランスのよい食生活を心がけ、歯質のよい強い歯をつくること。また家庭でのフッ素の使用、定期的な歯医者さんでのフッ素塗布もお勧めです。

③は、歯ブラシによる正しいブラッシングと、デンタルフロスを使った正しいフロッシングで、虫歯菌のかたまりであるプラーク(歯垢)を取り除くこと。また、唾液を出すのも虫歯予防につながります。よく噛んで食べる習慣を身につけさせてあげましょう。予防方法はどれも、こどもだけで続けていくのは困難です。こどもの虫歯予防は、家庭と歯科医院(専門医)が信頼関係をつくり、協力して行なう必要があります。虫歯になる原因はあらかじめわかっているので、虫歯をつくらないように必ずできるはずです。みんなで一緒にがんばりましょう!

>成長に合わせた虫歯予防

0〜1歳頃

母乳育児のススメ

母乳育児のススメ
栄養学的、免疫学的、スキンシップとしても優れている母乳。授乳期間に虫歯をつくらないためには、この時期にお菓子や市販の飲料を与えないように心がけましょう。

ブラッシングをはじめるとき
生後6ヶ月を過ぎると乳歯が生えはじめます。最初に出てくる前歯は、ガーゼなどで拭く程度で大丈夫。1歳頃から歯ブラシを使いますが、離乳食から幼児食の時期の赤ちゃんの場合は、上の前歯に虫歯ができやすいので特に注意してください。

フッ化物の塗布
フッ化物(いわゆるフッ素)を活用することで歯の表面のエナメル質を強くし、虫歯になりにくくします。虫歯がないうちから行なうのが理想的。フッ素は歯が生えてきたときから塗りはじめられますが、年齢に応じた利用法があるので歯科医とよくご相談を。

食生活の注意点
自然食品、お茶、水、牛乳を中心に考えましょう。特に兄弟姉妹がいる家庭では、下のこどもに合わせた安全なおやつを与えるとベスト。また、授乳期間が長くなっている場合は注意が必要です。

2〜4歳頃

虫歯のできやすいところを重点的にケア

虫歯のできやすいところを重点的にケア
2歳過ぎに一番奥の乳歯(第二乳臼歯)が生えてくると、かみ合わせの部分と歯と歯の間(隣接面)の虫歯予防が大切。虫歯のできやすいところを正しく理解し、しっかりとブラッシングをしてください。デンタルフロスでのプラーク除去は1日1回。時々使うだけでは、虫歯予防の効果はほとんどありません。この時期は保護者による丁寧な仕上げみがきも必要です。

食生活の注意点
こどもの身体の成長を助けるおやつですが、与える時間・量・種類に配慮しましょう。特に与える回数には充分ご注意を。おやつは甘いものより、果物を中心に与えるのがお勧めです。また、この時期のおしゃぶりは、今後のかみ合わせにも悪影響あり。やめさせる方法などの相談も当院で応じています。

5〜10歳頃

6歳臼歯(第一大臼歯)

6歳臼歯(第一大臼歯)

5〜6歳頃になると、乳歯の奥歯のさらに奥から、6歳臼歯(第一大臼歯)が生えてきます。大きくてかむ力も強く、とても大切な「歯の王様」。それなのに、生えたての歯の歯質は未熟で虫歯になりやすいのです。加えて、口の一番奥にあってブラッシングしにくく、かみ合わせ面の凹凸は複雑で溝も深いため、汚れがたまりやすい歯。虫歯になっても気づきにくいという特徴も持っています。

予防対策

6歳臼歯(第一大臼歯)の虫歯予防には、本人や家族、歯科医師と歯科衛生士の協力が不可欠。とてもみがきにくい歯なので、毎日のブラッシングで必ず保護者が仕上げみがきを行ない、デンタルフロスの併用ですみずみまでキレイにしてあげましょう。10歳頃までは仕上げみがきが必要。正しいみがき方は、歯科医院で学ぶことができます。また、生え方に応じたフッ素塗布や、歯の溝にシーラント剤をつめて虫歯になりにくい状態をつくるといった予防も可能です。

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